言葉から3Dの形ができるまで|AI設計で思ったものに近づける書き方

「うさぎの貯金箱」と打ち込むと、立体の形が出てくる。便利なようでいて、実際に使うと戸惑うことがあります。同じ言葉を入れたのに、さっきと違う形が出てくる。思っていたのと違うが、どこをどう直せばいいのか分からない。

この記事では、言葉が形になるまでに何が起きているのかを、つくる側ではなく使う側の視点で説明します。仕組みが分かると、書き方が変わります。

言葉が形になるまでの4つの段階

あいだには段階があり、それぞれで言葉の効き方が違います。

段階何が起きるか言葉のどこが効くか
① 言葉を読み解く「何を」「どんな姿で」求めているかを取り出す名詞と、姿勢・特徴を表す言葉
② 立体の候補をつくる読み取った内容から、立体の形を組み立てる書かれていないところは補われる
③ 印刷できる形に直す面を閉じ、細すぎる部分を太くし、自立させるここは言葉より物理が優先される
④ 印刷する材料を層状に積み上げて現物にする言葉は関係しない(形と向きが効く)

大事なのは、言葉が効くのは①と②までで、③から先は物理の都合が優先されるということです。「もっと細く」と書いても、細いままでは自立しないものは太くなります。ここを知っておくと、無駄な書き直しが減ります。

なぜ同じ言葉でちがう形が出るのか

不具合ではありません。理由は言葉に余白があるからです。

たとえば「うさぎ」とだけ書いたとき、決まっているのは「うさぎであること」だけです。すわっているのか立っているのか、耳は立っているのか垂れているのか、丸っこいのかすらりとしているのか、どれも指定されていません。指定されていないところは、そのつど埋められます。だから毎回ちがう形が出ます。

これは逆から見ると、とても実用的な性質です。ばらつく=そこが余白だと分かるので、出てきた形を見比べて「今回は耳が毎回ちがうな」と気づけたら、次は耳のことを書けばいい。ばらつきは、書き足すべき場所を教えてくれる合図です。

近づける書き方:この順番で足していく

長く書けばよいわけではありません。効く順番があります。

並べるとこうなります。「うさぎ」だけだったものが、「すわっているうさぎ。耳が長く垂れていて、前足をそろえている。机に置く置物」になる。この程度で十分です。

書き足すほど良くなるわけではありません。矛盾する言葉(「まるっこくて、ほっそりした」)を重ねると、どちらも中途半端になります。迷ったら、優先したいほうだけを残してください。

書かないほうがよいこと

言葉で伝えきれないときは

言葉には向き不向きがあります。「見たことのないものを説明する」のは言葉が得意ですが、「すでに目の前にあるものを伝える」のは、写真や絵のほうがずっと早い。ペットの姿や、お子さんが描いた生きものは、言葉を尽くすより一枚渡すほうが確実です。

写真から立体にするときの向き不向きと、うまくいく写真の条件は写真から3Dはつくれる?に、絵からの立体化については子どもの絵を立体化する4つの方法にまとめています。言葉と画像を組み合わせて(写真を渡したうえで「すわった姿勢で」と書き添える)伝えるのも有効です。

立体になると、必ず変わるところ

言葉をどれだけ工夫しても、画面のなかの形と手元に届く現物のあいだには、必ず差が出ます。細い部分は太くなり、色は自由には出せず、大きさは思ったより小さく感じる——このあたりは写真から3Dはつくれる?の後半に詳しく書いています。先に知っておくと、受け取ったときの印象がずいぶん変わります。

カタチナビの場合

カタチナビでは、つくりたいものを言葉で伝えるか、写真・絵をアップロードすると、AIが3Dプリントできる形に設計します。画面の3Dで前後左右を確かめてから注文できるので、思っていたのと違えば、注文せずに書き直せます。上に書いた「ばらつくところを見つけて書き足す」は、この確認画面のなかで進められます。

お届けするのは印刷した現物だけで、3Dデータはお渡ししていません。設計と3Dでの確認は無料でお試しいただけます。無料の回数・サイズ・色・料金・お届けの目安はトップの「仕様・料金」に、つくれないものは「受注生産だから、ていねいに。」にまとめています。

掲載している画面・3D・作例はイメージです。仕上がりは内容によって変わります。

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